OCT-SD-01

 サンプルを高い分解能で画像化することができるため、小さな範囲を詳しく調べる用途に適しています。

OCT-SD-01の撮像例

 下記は、ヒト指の腹の撮像例です。
 数秒スキャンして計測された3次元データから、複数の表面画像と断層画像を得ることができます。
 表面画像では、細かいシワやキメ、毛穴といった表面形態を確認することができました。
 断層画像では、表面付近の層構造や汗腺がはっきりと観察できました。

Facebookページ、Twitterにて、新しい撮像例を随時投稿しています。

OCT-SD-01の撮像例

 下図は、きゅうりのスライスの計測の様子です。
 OCT-SD-01では、サンプルは電動ステージに載せており、位置の微調整がしやすくしてあります。
 また、OCT計測領域の光学顕微鏡画像をCCDカメラで取得できるようにしています。
 これらによって、CCDカメラで観察しながら電動ステージで正確に目的の計測箇所に設定することができます。

きゅうりのスライスの計測の様子

 
 今回は、きゅうりの種の胚(幼根)部分周辺を狙って計測しました。
 下図は光学顕微鏡の画像(左)と、その赤線部分のOCT断層画像(右上)です。
 サンプルが厚いため、光学顕微鏡(左)では細胞壁は観察できませんが、OCT(右)ではきゅうりの実の部分の細胞壁がきれいに見えています。OCTは厚みのあるサンプルを深さ方向に切った断層画像を取得できるのが特徴です。
 OCTでは各深さで切った画像(Enface画像)も見ることができます。断層画像(右上)の緑線の深さのEnface画像が下図右下になります。顕微鏡の画像のように見えます。

きゅうりのスライスの光学顕微鏡画像とOCT画像

 
 OCTでは、数秒のスキャンで3次元データが取得できます。そのデータを下記の動画でご覧ください。細胞壁がとても美しく見えます。

 Enface画像(水平の断面)の動画
 断層画像(垂直の断面)の動画

OCT-SD-01の撮像例集

きゅうり、だいこんスライス、せみのぬけがら、ピーマンの種の撮像例
上段: サンプルの写真
下段: 断層画像

OCT-SD-01のスペック

横分解能縦分解能画像化深度計測範囲A-scanレートB-scanレートボリューム計測時間
15 μm10 μm (空気中)
7.3 μm (組織内)
1 mm
(サンプルによる)
4 × 4 × 4 mm3
(横方向は1~12 mm程度選択可能)
50,000/sec110/sec4.7 sec

 計測対象や用途に合わせて機能や性能のカスタマイズが可能です。
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